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器編成の基

初めて護術士をするにあたり、「どう武器を組めばよいのかが分からない」、「そもそも開始間もないのに武器は揃うの?」と言う方は多いですが、実は護術士ほどゲーム開始時から基本の武器を揃えやすい職はありません。何故なら基本の武器の大半が、クエスト報酬等ですぐに手に入る、★1~★3の武器だからです。
これから護術士をやりたい方はぜひ、手に入れた★1~★3武器を赤石にしてしまう前に、こちらをご確認ください。
※本ページの解説は、動画「
初心者講習一限目 はじめてのごじゅつし」で解説している内容となります。必ず動画と合わせてご確認ください。

​1.​護術士の仕事って何でしょう?

護術士を始めたばかりの初心者や、これから護術士になろうとする方にこの質問をすると、ほとんどの方が「ヘイトを取って攻撃を受け、みんなを守ること」と回答します。
​実はこの答え、半分正解で、半分間違いです。
​例えば護術士が初手でヘイトを取り、攻撃を受けて死んでしまったとしたら、どうでしょうか?
​ミトラスフィアは蘇生が簡単にできないゲームです。また、護術士以外は護術を使用することができないため、敵の攻撃に対応する手段がなく、パーティがすぐに全滅してしまいます。

同じ人を救う職業として、例えば消防士を想像してみましょう。防火服を着ないで、火事場に向かう消防士がいるでしょうか? いませんよね。
護術士も同じです。まずはしっかり防火服を着こみ、危険な前線に立ち、敵に立ち向かう。これが護術士の基本の仕事です。

これから解説するのは、この護術士の仕事を実行するために必要な、基本の武器編成です。

​2.​まずは防火服を作りましょう!

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防火服を作成する武器は2つあります。
1つ目は「HG30系」で、代表的な武器名から「リンロウ・カルネリ系」とも言われます。
護術士のみが使用可能な「味方全体の被ダメージ軽減スキル」の効果グループから取られた略称で、護術士が必ず1つは所持する基本武器の1つです。
なお、「味方全体の被ダメージ軽減スキル」を30%付与可能な武器は盾にしか存在しません。被ダメージ軽減スキル30%というのは、「敵から受けるダメージを30%減らす」という意味なので、仮に被ダメージ軽減スキルがなかった時に受けるダメージが1万だったとしたら、被ダメージ軽減スキル30%付与状態で受けるダメージは7千ということになります。この効果を切らすと当然、味方全体を危険に晒すことになります。

2つ目は「IF50系」で、代表的な武器名から「スチール系」とも言われます。
護術士のみが使用可能な「自分の被ダメージ軽減スキル」の効果グループから取られた略称で、護術士が必ず1つは所持する基本武器の1つです。
なお、「自分の被ダメージ軽減スキル」を50%付与可能な武器は盾にしか存在しません。この効果を切らすと当然、自身を危険に晒すことになります。

そして「HG30系」と「IF50系」の効果は重複付与が可能なため、護術士は常に合計80%の被ダメージ軽減スキルを付与可能です。仮に被ダメージ軽減スキルがなかった時に受けるダメージが1万だったとしたら、被ダメージ軽減スキル80%付与状態で受けるダメージは2千ということになります。つまり、この80%の被ダメージ軽減スキルが防火服となります。新米護術士でもかなりの攻撃に耐えうるのは、この防火服が作成できるためです。
逆に言えば、この防火服が脱げるとどんなに物防や魔防が高い護術士でも死んでしまいます。注意しましょう。
※「HG30系」および「IF50系」に該当する武器の詳細は、武器情報タブの該当ページでご確認ください。

​3.​ヘイトを取りましょう!

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ヘイトを取る方法は「火力タゲ」と「クリスタルタゲ」の2つあり、ヘイトを取るための武器は合計3つあります。

【火力タゲ】
敵に与えたダメージおよび自身と味方への回復量でヘイトを獲得する方法を、「火力タゲ」と言います。
また、火力タゲで使う武器は2つあります。

1つ目は「ヘイトA800系」で、代表的な武器名から「ブロンズ系」とも言われます。
護術士のみが使用可能な「自分のヘイト上昇倍率UP800%スキル」の効果グループから取られた略称で、護術士が必ず1つは所持する基本武器の1つです。

元々自身が持っているヘイト上昇倍率は100%ですが。「ヘイトA800系」を使うと800%加算されます。
つまりヘイト上昇倍率が100+800=900%となるのです。

通常、プレイヤーは敵に与えたダメージおよび自身と味方への回復量でヘイトを獲得しますが、ヘイト上昇倍率900%の場合、通常の9倍ヘイトを稼ぐことが可能となります。
よって、例えば敵に1万ダメージを与えた場合、ヘイト上昇倍率900%状態の護術士は、9万ダメージ分のヘイトを稼ぐことが可能です。(効果時間内全ての攻撃と回復で、9倍ヘイトを稼ぐことが可能となります。)

2つ目は​「獲得ヘイト系」で、代表的な倍率から「2.5倍系」とも言われます。
「獲得ヘイト●倍」のスキル効果から取られた略称で、護術士が必ず1つは所持する基本武器の1つです。

通常、プレイヤーは敵に与えたダメージおよび自身と味方への回復量でヘイトを獲得しますが、獲得ヘイト系の武器で敵に与えたダメージおよび自身と味方への回復量については、書かれた数値分倍化してヘイトを稼ぐことが可能です。(獲得ヘイト●倍と書かれた武器を使用した時に限り、倍化してヘイトを稼ぐことが可能となります。)

そして「ヘイトA800系」と「獲得ヘイト系」の効果は重複付与が可能なため、併用するとさらに倍加されます。
つまり、ヘイト上昇倍率900%(9倍)×獲得ヘイト2.5倍=22.5倍のヘイトを稼ぐことが可能なため、例えばヘイト上昇倍率900%状態の時に、獲得ヘイト2.5倍の武器で敵に1万ダメージを与えた場合、22万5千ダメージ分のヘイトを稼ぐことが可能です。同様に獲得ヘイト4倍の武器で敵に1万ダメージを与えた場合なら、36万ダメージ分のヘイトを稼ぐことが可能です。

火力タゲの利点:敵のHPを削り早期討伐に貢献できる。使うタイミングが簡単。

火力タゲの弱点:攻撃を外すと駄目(MISSするとヘイトが稼げないため、命中100%が基本)。ずっと殴らないと駄目。ダメージ量が出せないと駄目。


​【クリスタルタゲ】
クリスタルタゲで使う武器は1つです。

「ヘイト上書き系」で、代表的な武器名から「クリスタル系」とも言われます。
護術士のみが使用可能な「敵が持っている最高ヘイト値+5000を自分のヘイトに上書きする」スキル効果から取られた略称で、護術士が必ず1つは所持する基本武器の1つです。

言い換えると、「味方が稼いだヘイト値+5000を自分のヘイトに上書き」できます。
つまり、例えば魔導士が敵に300万ダメージを与えた後に「ヘイト上書き系」を使用すると、魔導士が稼いだ300万ダメージ分のヘイト+5000を自分のヘイトに上書きできます。

クリスタルタゲの利点:命中不要(MISSしても上書き可能なため)。ダメージ量が出せなくても良い。クリスタル系武器1本でヘイト管理が可能。
クリスタルタゲタゲの弱点:敵のHPが削れない。使うタイミングが難しい。


​なお、火力タゲとクリスタルタゲのどちらがより、優れているといったことはありません(戦略の違いです)。
護術士を本職とするのであれば、両方できるようになりましょう。

※「ヘイトA800系」、​「獲得ヘイト系」および「ヘイト上書き系」に該当する武器の詳細は、武器情報タブの該当ページでご確認ください。

​4.​効果を延長しましょう!

「HG30系」武器はいずれも、スキルの効果時間よりもクールタイムのほうが長くなっているため、「HG30系」のみでは味方全体の被ダメージ軽減スキル30%を維持することができません。
そこで「HG30系」と同じ効果グループ(スキル表記欄にあるアルファベット部分。HG30系なら「HG」のこと)が付いている「HG延長系」武器を使用します。
「HG延長系」は、代表的な武器名から「ストーン系」とも言われます。護術士が必ず1つは所持する基本武器の1つです。

【延長の仕組み】
同じ効果グループの武器を使用すると、「効果が高いものに上書き、効果時間が長いものに上書き」されます。

つまり、例えば「HG30系」の1つであるカルネリ盾(味方全体の被ダメージ軽減スキルHG30%・効果時間25秒)を使用した後、カルネリ盾の効果が切れる前に「HG延長系」の1つであるストーン盾(味方全体の被ダメージ軽減スキルHG10%・効果時間32秒)を使用すると、効果が高いもの(味方全体の被ダメージ軽減スキル30%)に上書き、効果時間が長いもの(32秒)に上書きされます。

※効果時間は加算ではなく、効果時間が長いものに「上書き」のため、例えばカルネリ盾の効果時間が残り3秒の時にストーン盾を使ったからと言って、3秒+32秒=残り35秒とはなりません。ストーン盾を使った時点から32秒が残りの効果時間となります。

なお、延長は何度でも可能なため、カルネリ盾の効果30%をストーン盾で延長した後、ストーン盾の効果が切れる前に再度ストーン盾を使用すると、再度効果が高いもの(
味方全体の被ダメージ軽減スキル30%)に上書き、効果時間が長いもの(32秒)に上書きされます。
※「HG延長系」に該当する武器の詳細は、武器情報タブの該当ページでご確認ください。

​5.​基本4手を維持しましょう!

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​ここまでに解説した内容を元に武器を編成すると、下の画像のようになります。勿論これは代表例となる武器を編成しているだけなので、上位盾がある場合はそちらを積極的に使用しましょう。なお、5・6・7番の武器はまだ解説していませんが、この部分には主に、自身や味方を守る武器を編成します。
また、4番の武器は「見せ武器」と言い、戦闘開始時に表示される武器のため、この部分には「獲得ヘイト系」か「ヘイト上書き系」もしくは、戦略に関わる重要な武器を入れるのがお勧めです。これは味方に、自身の戦略を知らせるためです。剣術士・魔導士にとっては護術士が火力タゲなのかクリスタルタゲなのかによって、攻撃を急ぐべきか、遅くするべきかが異なるため、「見せ武器」にすることで意思疎通しているのです。つまり護術士は、
戦う前からすでに、戦略を意識する必要があるのです。

【火力タゲ版例】

【クリスタルタゲ版例】

​なおよく、「この武器編成ならどこででも通用するといったものはありますか?」と問われるのですが、護術士にはそのような武器編成はありません。何故なら護術士は、「戦略を駆使して」パーティを守っているからです。つまり、仮に同じ属性の敵であっても、敵ごとに攻撃パターンや攻撃の種類(物理攻撃か魔法魔法攻撃か)が異なるため、5・6・7番の武器の編成が、敵ごとに異なります。場合によっては敵が複数出現するので、1・2・3・4番の武器も単体攻撃用から全体攻撃用に変更する場合があります。常に戦略を意識した武器編成を考え、すぐ使えるセット登録をする場合は、探索用・グラン用などのように、使う用途ごとにするのがお勧めです。探索やグランの敵が切り替わったら、上書きするとセット登録が増えず便利です。もし属性ごとのセット登録をするのであれば、あくまでプレセットとして登録し、例えば探索切り替わり時にプレセットに着替えた後、実際の探索用に修正して、探索用登録の項目に上書きするような使い方がお勧めです。
【武器の使用順】
まずは防火服を作成するために、8番の「HG30系」と2番の「IF50系」を使用します。使う順番はHG30の後にIF50の順でも、IF50の後にHG30の順でも、どちらでも構いません。戦略によって使い分けましょう。
​続いてここからヘイトを取ります。まず3番の「ヘイトA800系」を使用し、その後4番の「獲得ヘイト系」または「ヘイト上書き系」を使用します。火力タゲの場合、「ヘイトA800系」と「獲得ヘイト系」を逆順にするとヘイトが取れなくなるので注意が必要です。またクリスタルタゲの場合、武器の特性上、「ヘイト上書き系」の武器は味方火力が敵を攻撃した後に使用する必要があるため、使うタイミングには注意が必要です。特に龍攻撃をした後や、敵が単体攻撃をする直前に「ヘイト上書き系」を使用するようにしましょう。​
「HG30系」の効果が切れる前に、1番の「HG延長系」を使用します。2・3・4番はこの武器編成例であれば延長が不要なため、そのまま繰り返し使います。
つまり開幕は8・2・3・4の順で武器を使いますが、それ以降は1・2・3・4の順で武器を繰り返し使う形になります。これを「基本4手」と言い、護術士の基本の武器回し(武器の使用順)となります。いついかなる時でも、この「基本4手」が維持できるようになって初めて、基本以上の護術が可能となりますので、初心者はまずこの部分を練習しましょう。また、慣れないうちは特に、武器編成例のように、武器を使う順番に並べるのがお勧めです。
【ご参考】
​護術士にとって被ダメージ軽減DOWNのスキルは、防火服であると同時に、攻撃力のバフになっています。何故なら護術士が使用する武器の大半が、「守護型」または「特殊守護型」攻撃のためです。
「守護型」攻撃は、物理防御力を参照して攻撃の威力が決まります。また、「特殊守護型」攻撃は、物理防御力と魔法防御力の、どちらか高い方を参照して攻撃の威力が決まります。そしてどちらの場合も、被ダメージ軽減スキルのUP・DOWNの影響を受けるため、被ダメージ軽減をDOWNすると「守護型」および「特殊守護型」攻撃の威力が上がり、被ダメージ軽減がUPすると「守護型」および「特殊守護型」攻撃の威力が下がります。
敵に被ダメージ軽減UPを大量に付与されると、「守護型」および「特殊守護型」攻撃によるダメージが1になってしまうのは、このためです。

​5.​参考・中上級者の武器編成

セレキア盾に代表される、「ヘイトA800+獲得ヘイト1.5倍」+「自己耐性条件を満たすことでIF50+逆鱗D」が追加発動する武器が​2022年4月以降登場したため、護術士の武器編成に大革命が起こりました。
この
ヘイトA800+獲得ヘイト1.5倍」+「自己耐性条件を満たすことでIF50+逆鱗D」が追加発動する武器(以下、セレキア系盾と記載します)を使用することで、格段に火力タゲが取りやすくなりましたが、その分武器編成方法も大きく変わっています。
なお、この武器は
使用条件に自己耐性25%以上が含まれているため、複数属性の敵が出現する場合や、耐性DOWNを使用する敵と戦う場合には不向きです。注意しましょう。

​ここで紹介する武器編成例であれば、2番がセレキア系盾武器です。ただしセレキア系盾は、IF50の効果が発動しても効果時間が25秒しかないため、同時にIF延長が可能な武器の編成がほぼ必要になります。
武器編成例であれば、3番が「IF延長系」です。画像は「IF延長+斧バフ延長+E逆鱗付与」+鉄硯磨穿(てっけんません)発動で「獲得ヘイト2.5倍の極大攻撃+敵に物理・魔法被ダメージUP付与+自己に属性耐性UP+ダメージバリア付与」が可能なカムナギ槍(以下、鉄硯磨穿槍と記載します)です。鉄硯磨穿槍は魔法攻撃力DOWNの削除で発動します。勿論3番に鉄硯磨穿槍以外の、他のIF延長系武器を編成することも可能です。
なお、今回の画像​では「獲得ヘイト系」として4番に、セレキア盾に付いている「闇CS威力UP」スキルの延長が可能なルクォーレ盾を編成していますが、エインス斧に代表される、物理攻撃力DOWN削除で不撓不屈(ふとうふくつ)が発動する斧(以下、エインス系斧と記載します)を編成することも可能です。
ただし注意点が4つあります。
1つ目は、鉄硯磨穿槍もエインス系斧も、物理攻撃力DOWN・魔法攻撃力DOWNのスキルが付与可能な「セレキア系盾としか組み合わせることができない」点です。鉄硯磨穿槍およびエインス系斧は単独使用ができません。
2つ目は、物理攻撃力DOWN・魔法攻撃力DOWNのスキル効果が25秒しかないため、「25秒以内に鉄硯磨穿槍およびエインス系斧を使わなければならない」点です。25秒以内にこの2種を必ず使用するのは負担が大きいので、注意しましょう。
3つ目は、物理攻撃力DOWN・魔法攻撃力DOWNのスキル削除が効果の発動条件であるため、セレキア系盾を使用した後に鉄硯磨穿槍およびエインス系斧を使用できるのが1回だけである点です。うっかり物理攻撃力DOWN・魔法攻撃力DOWNのスキルがないのに、連続して鉄硯磨穿槍およびエインス系斧を使用することがないようにしましょう。
4つ目は、セレキア系を軸に武器を編成すると、回避率DOWNスキルがほぼセレキア系盾にしかない状態になるため、「回避率DOWN削除斧(盾用斧)も25秒以内に使わなければならない」点です。1番の「HG延長系」に盾用斧を編成する場合は、特に注意しましょう。
※「IF延長系」に該当する武器の詳細は、武器情報タブの該当ページでご確認ください。

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