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ヘイト管理の基本
初めて護術士をするにあたり、「ヘイトがうまく取れない」、「クリスタル盾の使い方がよく分からない」と言う方は多いですが、実はヘイトを取るための準備と知識が不足している場合があります。
これから護術士をやりたい方はぜひ、こちらをご確認ください。
※本ページの解説は、動画「初心者講習三限目 ヘイトをとりたいごじゅつし」で解説している内容となります。必ず動画と合わせてご確認ください。
1.どうしてヘイトが取れないの?
護術士を始めたばかりの初心者に限らず、この質問をする護術士は大勢います。ヘイトを取ることで管理できるのは敵の単体攻撃のみではありますが、その敵の単体攻撃に耐え続けられる術を持つのが、護術士くらいしかいないためです。つまり敵の単体攻撃が来るまでにヘイトを取れなかった場合、確実に味方の誰かが死亡することになります。
己は死の淵ギリギリに立ってでも敵の攻撃を受けて生き延び、味方に敵の骨を断ってもらうのが護術士の神髄であるがゆえに、「ヘイトを取れない」というのはどんなに成長した護術士であっても、泣きたくなるほど辛いことでしょう。
これから解説するのは、護術士の仕事を実行するために必要な、基本のヘイト管理方法です。
2.火力タゲには何が大事?
武器編成の基本でも解説した通り、護術士は火力タゲをする場合、敵に与えたダメージおよび自身と味方への回復量を「ヘイト上昇倍率900%(9倍)×獲得ヘイト2.5倍=22.5倍」することでヘイトを稼ぐことが可能です。
ではもし、攻撃をMISSしたらどうなるでしょう?
「攻撃をMISSする=敵に与えたダメージが0」ということになりますので、獲得ヘイト2.5倍武器をMISSした場合、0×22.5=0になってしまい、全くヘイトを稼げない1手になってしまうのです。
当然これを取り戻すのは困難になりますし、取り戻す前に敵の単体攻撃が来てしまっては目も当てられません。では攻撃を外さないように、龍攻撃すればよいと考える方もいるかもしれませんが、そもそも護術士は全体攻撃から味方を守る際に龍の使用を求められる(そうしないと全体攻撃で味方が死ぬ)ため、獲得ヘイト系武器に龍を使用できることは、ほぼありません。
つまり火力タゲをする場合は、龍を使わなくても攻撃を絶対外さないように、「戦闘時命中率100%」を求められるのです。基本ステータスが命中率95%ですので、あと5%補うことが求められます。
3.命中を上げるには?
命中を上げる方法は、以下の3つがあります。
1)命中ステータスがある装備・装飾を使う。
2)戦闘時に命中スキルが発動する装備・装飾を使う。
3)戦闘時に命中スキルが発動する合成を付与する。
上記画像は1)の例です。基本ステータスの「命中」の欄を見ると0.5と書かれていますので、これを表装備に使用した場合は、ステータス画面で見た命中欄に0.5加算されます。また、補助装備にした場合も20%反映しますので、ステータス画面で見た命中欄に0.1加算されます。
例えば基本ステータスの命中が1.5だが、剣術士職業制限のため表装備には使えない防具であっても、補助装備に使えばステータス画面で見た命中欄に0.3加算されますので、よく確認しましょう。
上記画像は2)の例です。スキルレベル1状態での[3]のスキルは0.5%発動しますが、スキルレベル9状態での[3]のスキルは0.9%発動します。計算が面倒な方は、スキルレベル1状態での数値(この例であれば0.5%)の1/10が、1スキルレベル分の上昇値(この例であれば0.05%)と覚えてしまいましょう。
ここで注意なのは、戦闘時しかスキルが発動しないため、ステータス画面上の増減はないという点です。つまり本当に戦闘時命中率が100%になっているかを確認するには、自分で計算するしかないので注意しましょう。
上記画像は3)の例です。防具・装飾には最大3つの合成を付けることが可能ですので、ここに心眼の合成を付与すると、戦闘時に命中率が加算されます。ただし画像を見て分かる通り、特大合成でも1か所に付き0.4%しか上がりませんので、1)と2)の方法で戦闘時命中率を100%にできない場合の微調整用とするのが良いでしょう。
ここで注意なのは、戦闘時しかスキルが発動しないため、ステータス画面上の増減はないという点です。つまり本当に戦闘時命中率が100%になっているかを確認するには、自分で計算するしかないので注意しましょう。
※合成素材の詳細は、装備・合成情報タブの「合成素材情報」ページでご確認ください。
4.CS威力UPの属性を確認しよう!
防具編成の基本でも解説した通り、合成は物理防御や魔法防御といったスキルとは別に、必ずある特定の属性CS威力が上がります。「CS」とは「コマンドスキル」の略で、CS威力が高いほど該当する属性の武器を使用した時のダメージ量や回復量が上がります。ここで重要なのは、「何を基準に武器染めの属性を決めるか」です。
これが剣術士・魔導士であれば、迷わず敵の弱点属性に染めるところですが、実は護術士は戦略的に編成したメイン武器の都合で、敵の弱点属性では火力タゲが取れない場合があります。この場合は、ヘイトを管理する武器(主に獲得ヘイト系)に合わせないと意味がありません。
例として光属性の敵と戦うために、上記画像のような武器編成を行ったとしましょう。この中でヘイト管理武器は①のネザド盾(HG延長+獲得ヘイト2.5倍)と④のウルゴス盾(獲得ヘイト2.5倍)です。
光属性の敵と戦うのであれば、本来闇属性の攻撃をするのが最もヘイトを取りやすいのですが、この編成だと闇属性の武器が②のヴァルグ盾(IF50)と⑦のシンエン盾(味方全体に光耐性UP付与)になっており、いずれも獲得ヘイト系武器ではありません。つまりこの状態では、闇属性のCS威力をUPしても、②と⑦の武器の威力しか上がらないため、全く意味がないのです。
つまりヘイトを取りやすくするには①か④の属性のCS威力をUPしなければならないことになります。
この例であれば④に合わせて火属性のCS威力を上げても良いのですが、①③⑤⑥の4つが地属性武器であることから、地属性のCS威力を上げて光属性の敵と戦うのが最も効率が良くなります。よって闇属性の防具・装飾に地属性の合成を付与し、武器補助も地属性に染めて光属性の敵と戦うのが最適です。
このように、実際に使う武器編成を定めてから、武器補助と合成の属性を決めましょう。
5.クリスタルタゲには何が大事?
クリスタルタゲをする場合、護術士は命中もCS威力UPも不要です。ただし「敵が持っている最高ヘイト値+5000を自分のヘイトに上書きする」という特性上、味方が十分にヘイトを稼いだ後にヘイト上書き系武器を使用しなければ、意味がありません。
例えば魔導士が大鎌で10万ダメージ+12万ダメージを敵に与えた後、龍使用した杖で200万ダメージを与えたとしましょう。魔導士の大鎌使用後すぐにヘイト上書き系武器を使用して護術士が得られるヘイトは22万+5000しかないため、その後魔導士が杖で200万ダメージを敵に与えた瞬間、ヘイトが魔導士に飛ぶことになります。再び護術士がヘイト上書き系武器を使用するまでの間に敵の単体攻撃が来たら、間違いなく魔導士は死亡するでしょう。
つまり、クリスタルタゲでヘイトを安定させるには、ヘイト上書き系武器を使用するタイミングが重要なのです。
また、剣術士・魔導士にとっては護術士が火力タゲなのかクリスタルタゲなのかによって、攻撃を急ぐべきか、遅くするべきかが異なるため、必ずヘイト上書き系武器を「見せ武器」にしましょう。
※「ヘイト上書き系」に該当する武器の詳細は、武器情報タブの該当ページでご確認ください。
6.上書きタイミングを見極めよう!
上書きタイミングを見極めるポイントは、以下の3つがあります。
1)敵の行動パターンを知る。
2)敵味方どちらの攻撃が早いかを見極める。
3)味方の龍攻撃タイミングを見極める。
1)について、例えばこんなパターンを想像してみましょう。敵が毎回、全体攻撃・近い列攻撃・単体攻撃の順に行動するのであれば、単体攻撃が来るタイミングが決まっているため、事前に自身の行動パターンを決めることが可能です。そうなると当然、味方火力も事前に自身の行動パターンを決めることが可能なため、龍攻撃のタイミングが決まります。つまり、味方の攻撃を注視しなくてはならない時がいつかがはっきりするため、ヘイト上書きがしやすくなります。一方、敵の最初の3行動が全体攻撃・近い列攻撃・単体攻撃を1回ずつランダム順にする場合はどうでしょう? 護術士は勿論、味方火力も敵のセリフ等を見た後でなければ自身の行動を決められないため、臨機応変な対応が求められ、ヘイト上書きの難易度が上がります。つまり敵の行動パターンを知ると、おのずと今は待つべきか、他の行動をすべきかが分かるのです。
2)について、例えば敵の最初の行動が単体攻撃だった場合を想像してみましょう。
この場合は当然、味方火力が龍を貯め終わっていないので、通常攻撃から上書きが必要になります。とはいえ闇雲に上書きすると、あっさりヘイトをまた奪われますので、敵が攻撃詠唱に入っている時に、味方火力もまた攻撃詠唱に入っていれば、敵味方いずれの攻撃が早いかの見極めが非常に重要になります。
このため普段から、敵が単体攻撃の詠唱に入ってから何秒後に攻撃が来るかを把握するのがお勧めです。
勿論実際に時計を見ていられるわけではないので、例えば戦闘音楽の4拍子でタイミングを計ったり、クールタイム中の武器のカウントを見るといった方法が良いでしょう。熟練のクリスタル盾の使い手が、0.1秒単位で上書きを成功させられるのはこの、時間経過を完全に自分のものにしているためです。
3)については、実はもっとも簡単に把握できます。
と言うのも、味方火力が龍攻撃をする直前に使用する武器が、ある程度決まっているからです。また、この龍準備の武器の大半は後列移動武器のため、後列に移動するときにどんな武器を使っているかを見れば、タイミングを予想できるからです。
以下は龍準備武器の一例の画像です。ただしここにあるだけではありませんし、実際に使っているところを見ないとピンと来ない方もいるでしょうから、できれば仲の良い火力のお友達からヘイトを上書きする練習をしましょう。その際実際に龍準備の武器を使うところを見せてもらうと効率的です。
なお、どんなに文字で説明しても、ヘイト上書きのタイミングを計るには、動画を見るのが最も効率的です。動画「初心者講習三限目 ヘイトをとりたいごじゅつし」を確認するのは勿論のこと、それ以外にも、護術士養成所ではこれまでに沢山のクリスタルタゲ版探索動画を作成していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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