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護術の仕組の基本
いついかなる時でも基本4手の維持ができるようになった護術士なら、味方をもっと守りたいと思い始めているでしょう。しかしやればやるほど、「逆鱗って何のためにあるの?」、「この攻撃には被ダメージDOWN追加とダメージバリアのどちらが有効なのか分からない」、「属性耐性はどんな風に作用しているの?」と疑問が増える方が多いです。実は熟練の護術士でも完全にこれを把握している方が少ないので、理屈を知るとより、普段何気なくやっている護術士の仕事がどれだけ重要かが分かり、一掃的確な護術ができるようになるでしょう。
これから護術士をやり込みたい方はぜひ、こちらをご確認ください。
※本ページの解説は、動画「中級者講習二限目 もっとしりたい護術士」で解説している内容となります。必ず動画と合わせてご確認ください。
1.逆鱗を使いこなそう!
逆鱗は消費することで、龍人化ゲージが一定量溜まります。
例えば逆鱗10%と書かれていた場合は、1回逆鱗を消費するごとに、龍人化ゲージが10%溜まることを意味しており、実は護術士は職業特権により、逆鱗は100%付与されます。龍人化ゲージが早く溜まればその分、武器を龍使用できるタイミングも早くなるので、これを戦略に組み込まない手はありません。助っ人を組む場合も、意図的に龍人化ゲージが溜まるタイミングを調整することが可能となります。
※龍人化ゲージは40で最大のため、10%逆鱗を1回消費すると、龍人化ゲージが4溜まることになります。
※無詠唱武器を使用すると、龍人化ゲージが4溜まります。
※詠唱武器を使用すると、龍人化ゲージが4+詠唱時間分(1秒詠唱なら+1)溜まります。
※龍人化ゲージ増加量スキルがある武器は、追加で龍人化ゲージが以下のように溜まります。
【中】+3(例・大鎌)
【大】+8(例・ヴェグリス盾)
【特大】+16(例・一部の魔杖)
【最大】+40(例・龍使用ガルトア盾、龍使用緋陽の赫刃)
※龍人化ゲージを使用すると0になります。
また逆鱗にも効果グループがあるため、異なる効果グループの逆鱗を複数付与することも可能です。逆鱗はダメージを受けることで消費されますが、このダメージと言うのは敵からの攻撃を受けた時だけではなく、自傷および状態異常による追加ダメージも対象です。
※ダメージバリアの効果で見た目上のダメージが0の場合でも、逆鱗は消費します。
龍人化ゲージが最大になった場合、逆鱗は消費されないため、無駄になることはありません。ただし、異なる効果グループの逆鱗を複数付与していた場合でも、消費する逆鱗は、1回のダメージにつき1つのみのため、注意しましょう。(例・A逆鱗とB逆鱗の両方が付与されている状態で、攻撃を1回受けた際に消費する逆鱗は、A・B逆鱗のいずれか1つのみです)
※多段攻撃の場合は、攻撃回数分の逆鱗を消費します。(例・3多段攻撃なら逆鱗は3つまで消費します)
※逆鱗は以下の優先順位で消費します。
1)逆鱗1回分の龍人化ゲージ増加量が多いグループ(例・ロスティ双の逆鱗20%は真っ先に消費される)
2)付与のタイミングが先のグループ(例・逆鱗をB→Aの順に付与した場合は、Bから消費する)
3)アルファベットの昇順で先頭に近いグループ(例・AC両方の逆鱗が同時付与されるメアウェル槍は、Aから消費する)
※逆鱗が残っている状態で同じ効果グループの逆鱗を付与した場合は、多い方の数に上書きされます。(例・A逆鱗が1回ある状態でA逆鱗が2回付与される武器を使用すると、残り回数はA逆鱗2回になります)
2.「敵の与ダメージ算出」の仕組みを知ろう!
ダメージの算出には大きく2段階あり、1段階目は「敵の与ダメージの算出」、2段階目が「プレイヤーの被ダメージの算出」です。この算出順が早いものほど、敵から受けるダメージを減らすのに大きく作用します。
1段階目の「敵の与ダメージの算出」に関わるのは、以下の要素です。
1)敵の物理攻撃力
2)敵の魔法攻撃力
3)プレイヤーの物理防御力
4)プレイヤーの魔法防御力
5)敵のCS威力
6)敵の与ダメージUP効果
7)敵の与ダメージDOWN効果
8)プレイヤーの属性耐性
ここから分かる通り、物理防御力・魔法防御力を上げることは勿論ダメージを減らす要素ですが、護術士自身はともかく、剣術士・魔導士の物理防御力・魔法防御力を上げることは困難ですので、味方を守るには他の要素で対抗する必要があることも分かります。特に護術士が貢献できるのは7)と8)です。
7)敵の与ダメージDOWN効果は、敵の与ダメージを下げることで、効果時間内の敵の攻撃を全て弱体化する護術です。効果グループが異なるものを重複付与することもできます。
例えば1)~6)までの要素で算出された敵の攻撃威力が、仮に10万だったとしましょう。
この状態で7)敵の与ダメージDOWN効果を龍ガルトア盾で20%付与した場合は、10万ダメージから20%軽減した8万ダメージになります。
ただし敵が与ダメージUPバフを大幅に付与する場合は効果が薄くなるため注意が必要です。
例えば同様の例で、事前に6)敵の与ダメージUP効果が300%UPされていたらどうでしょう?
6)と7)の効果は打ち消し合うため、300%-20%=280%、つまり敵の与ダメージは280%UPとなります。
元々の与ダメージが100%ですのて、100%+280%=380%つまり、10万ダメージから380%(3.8倍)増加した、38万ダメージになりますので、護術としては効果が薄くなってしまいます。
※与ダメージDOWNしなかった場合は当然100%+300%=400%(4倍)ですので40万ダメージとなり、比べてみるとあまりダメージが減っていないことが分かります。
このように、与ダメージDOWN系は長い効果時間内に受ける敵の攻撃全てを弱体化できる反面、敵が高揚等で与ダメージUPを大量に付与してくる場合には不向きですので注意しましょう。また、グランなどのような短期戦よりは、探索のようなwave切り替えがない長期戦に向いています。
※「与ダメージDOWN系」に該当する武器の詳細は、武器情報タブの該当ページでご確認ください。
8)プレイヤーの属性耐性は装備耐性だけでなく、特定の属性耐性UPを追加付与する武器で得られる耐性もダメージ算出に関わります。
例えば1)~7)までの要素で算出された敵の攻撃威力が、仮に8万だったとしましょう。
この状態で8)プレイヤーの属性耐性を装備耐性で30%付与した場合は、8万ダメージから30%軽減した5万6千ダメージになります。
同様に8)プレイヤーの属性耐性を装備耐性で30%+レギーユ盾で30%の合計60%付与した場合は、8万ダメージから60%軽減した3万2千ダメージになります。
さらに同様に8)プレイヤーの属性耐性を装備耐性で30%+火蜥蜴の涙で60%+聖導士の耐性メイスで10%の合計100%付与した場合は、該当する属性攻撃で受けるダメージを1にすることができます。普段付けている装備耐性がいかに重要か、これでよく伝わるのではないでしょうか?
なお当然ですが、属性耐性をDOWNしてくる敵の場合は、属性耐性UPでの対抗は効果が薄いので注意しましょう。
※「耐性UP系」に該当する武器の詳細は、武器情報タブの該当ページでご確認ください。
3.「プレイヤーの被ダメージ算出」の仕組みを知ろう!
2段階目の「プレイヤーの被ダメージの算出」に関わるのは、以下の要素です。
1)プレイヤーに付与された被ダメージUP効果
2)プレイヤーに付与された被ダメージDOWN効果
3)ダメージバリア
例えば1段階目の「敵の与ダメージの算出」の結果が、仮に5万6千だったとしましょう。
プレイヤーの被ダメージは通常100%ですが、2)プレイヤーに付与された被ダメージDOWN効果について、護術士はHG30%+IF50%の合計80%の被ダメージDOWNを常に付与可能ですので、5万6千ダメージから80%軽減した1万1千2百ダメージになります。またこれは前列で攻撃を受けた場合を想定して計算していますので、単体攻撃なら後列移動してさらに半減の5千6百ダメージになります。
さらに、HG30%+エトワール盾やフロール盾で剣術士に被ダメージDOWN70%を追加付与した場合は、被ダメージDOWN100%付与となるため、剣術士が受けるダメージを1にすることができます。
※「被ダメージDOWN系」に該当する武器の詳細は、武器情報タブの該当ページでご確認ください。
ただし、1)プレイヤーに付与された被ダメージUP効果が、大幅に敵から付与されている場合は話が変わってきます。
例えば1段階目の「敵の与ダメージの算出」の結果が仮に5万6千の状態で、護術士が敵から1)を300%付与されていたらどうでしょう?
1)と2)の効果は打ち消し合うため、300%-HGIFの80%=220%、つまり護術士に付与された被ダメージUP効果が220%となります。元々の被ダメージが100%ですのて、100%+220%=320%UPつまり、5万6千ダメージから320%(3.2倍)増加した、17万9千2百ダメージになりますので、まるで歯が立ちません。
この場合は1)を付与された後、敵の攻撃が来る前に素早く、1)を削除する斧や魔導具を使用し対抗しましょう。
なお当然ですが、味方全体に被ダメージUPを付与してくる敵の場合は、被ダメージUP削除および被ダメージDOWN追加付与での対抗は効果が薄いので注意しましょう。
※被ダメージUP削除系に該当する武器の詳細は、武器情報タブの「その他系」ページでご確認ください。
3)ダメージバリアを付与すると、その効果分のダメージが軽減されます。
例えば2段階目の1)と2)の要素までで算出された被ダメージが、仮に1万1千2百だったとしましょう。この状態でダメージを4千防ぐダメージバリアを付与していると、受けるダメージは4千軽減した7千2百となります。
※敵からの被ダメージ値より、ダメージバリアの効果値が高い場合は、敵から受けるダメージは0になります。
ここで注意が必要なのは、ダメージバリアを付与する武器の使用者の戦闘時最大HPを参照してダメージを軽減するバリアを張ることです。つまり戦闘時最大HPが多い人が使うほど、3)の効果は高くなります。また、HPUPバフの恩恵を受けますし、効果グループが異なるダメージバリアであれば重複付与も可能です。
※同一効果グループのダメージバリアを付与した場合は、効果値・回数の多い方に上書きされます。
例えば戦闘時最大HP2万の護術士と、戦闘時最大HP1万5千の聖導士が、ルフィーレスピアを使用したとします。付与されるダメージバリアは以下の通りです。
【護術士がルフィーレスピアで付与するダメージバリア】
①プレイヤー全員にA10%バリア⇒戦闘時最大HP2万のため2千バリア付与
②自身にA20%バリア⇒戦闘時最大HP2万のため4千バリア付与
※①と②は同じ効果グループのAバリアのため、護術士に付与されるバリアは②のみに上書きされます。
【聖導士がルフィーレスピアで付与するダメージバリア】
③プレイヤー全員にA10%バリア⇒戦闘時最大HP1万5千のため1千5百バリア付与
④自身にA20%バリア⇒戦闘時最大HP1万5千のため3千バリア付与
※③と④は同じ効果グループのAバリアのため、聖導士に付与されるバリアは④のみに上書きされます。
さらに、この条件で護術士と聖導士が同時にそれぞれルフィーレスピアを使用したとしましょう。
①~④が互いに上書きされるため、付与されるダメージバリアは以下の通りとなります。
・剣術士・魔導士・弓術士には、護術士が付与したA10%バリア(2千バリア)が残る。
・護術士には護術士が付与したA20%バリア(4千バリア)が残る。
・聖導士には聖導士が付与したA20%バリア(3千バリア)が残る。
※ルフィーレスピアで付与できるダメージバリアは1回のため、全員Aバリア1回付与となります。
ただし、どんなに些細なダメージを受けても、1回のダメージに対して各効果グループのダメージバリアを1回消費する点に注意が必要です。
※自傷もダメージバリア消費対象に含まれます。状態異常による追加ダメージは対象外です。
例えば戦闘時最大HP2万の護術士がセレヴァル槍でA10%バリアを2回付与、クリセラ盾でH30%バリアを1回付与し、別途戦闘時最大HP1万5千の聖導士が護術士にメイスでC30%バリアを1回付与していたとしましょう。
この際、護術士に付与されるダメージバリアは、以下の通りです。
・A10%バリア(2千バリア)が2回
・C30%バリア(4千5百バリア)が1回
・H30%バリア(6千バリア)が1回
この状態でダメージを1回受けると、「どんなに些細なダメージを受けても、1回のダメージに対して各効果グループのダメージバリアを1回消費する」ため、A1回、C1回、H1回を消費し、A1回のみバリアが残ります。
※A1回、C1回、H1回を消費して防ぐことが可能なダメージは1万2百5百ダメージまでですが、「どんなに些細なダメージを受けても」各効果グループのダメージバリアを1回のダメージに対して1回消費するため、例えば雑魚敵から1ダメージを受けたとしてもA1回、C1回、H1回を消費し、A1回のみバリアが残ります。
また、ダメージバリアがA2回、C1回、H1回の状態から3多段攻撃を受けたとしましょう。
1段目の攻撃でA1回、C1回、H1回を消費(1万2百5百ダメージまで軽減)し、2段目の攻撃でA1回を消費(2千ダメージまで軽減)しますので、3段目の攻撃は素受けとなります。このように、ダメージバリアで多段攻撃を受けるには、ネルヴィス盾のように同一グループのダメージバリアを複数回付与可能な武器を使用しない限り不向きですので注意しましょう。
ではダメージバリアは計算順が最後なのであまり守れない護術なのかというと、そうとは言い切れません。
何故ならほとんどのダメージバリアには効果時間がないため、他の護術との併用が容易ですし、何より3)ダメージバリアはHP割合ダメージに唯一対抗できる護術です。
例えばHPが必ず1になるHP割合攻撃を敵から受ける前に、H30%バリア(6千バリア)を付与していた場合は、ダメージバリア分の6千、HPが残りますが、他の護術をしてもHP1になるのを免れることはできません。注意しましょう。
※「ダメージバリア系」に該当する武器の詳細は、武器情報タブの該当ページでご確認ください。
このように、各護術にそれぞれ得意・不得意がありますので、敵の攻撃に対してどの対抗手段が最も適しているかを1攻撃ごとに判断することが重要となります。冷静に敵を分析し、自分にできる最高の護術で敵に対抗しましょう。
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